HFP03 高精度 熱流板/ 熱流センサー
HFP03 仕様: | |
感度(代表値) | 500 μV/Wm2 |
抵抗(代表値) | 18 Ω |
作動温度範囲 | -30 から +70 °C |
センサー熱抵抗 | < 6.25 10-3 km2/W |
出力範囲 | -2000 から +2000 W/m2 |
温度依存性 | < 0.1 %/°C |
校正トレーサビリティ | NPL, ISO 8302 / ASTM C177 |
予測典型精度 (12 時間合計) | +5%/-15% 以内 (一般的な土壌) +5%/-5% 以内 (壁面) |

(1)センサー部 (2)セラミック-プラスチック複合版 (3) ケーブル、標準長さ 5 m.
HFP03 は土壌、建築物の壁内部などの僅かな熱流を測定する高感度の熱流センサーです。セラミックとプラスチックの複合板を採用し、熱抵抗率を最小限に抑えます。
概要
HFP03センサーは設置された測定対象物を貫流する熱流量を測定します。
HFP03は10 Wm-2 以下の微小な熱流の探知・測定、例えば地熱の応用など、を目的として設計されました。
HFP03のセンサー本体はサーモパイルです。このサーモパイルによってセラミックとプラスチックの複合板を通過する熱流の温度差が測定され、それを元に微小な電圧が出力されます。
このセンサーの使用は簡単です。mV範囲で作動する精度の良い計測器があれば測定できます。熱流に換算するには
電圧をキャリブレーション定常値で割ります。 定常値は各センサーに付随します。 HFP03は全天候型でヨーロッパの製品安全規格 CE に則っています。
校正(キャリブレーション)トレーサビリティは英国立物理研究所(National Physical Laboratory –NPL)の平板直接法(guarded hot plate)でISO 8302 と ASTM C177
標準に準拠しています。
高い精度を特に必要としない場合は小型で経済的なHFP01センサーをお勧めします。
HFP03の使用に当たってはHFP01のマニュアルを参照下さい。HFP01との主な違いは大きさと感度です。
オプション
[ 英語原文 V0616 ]