HFP01 熱流センサー
センサー仕様: | |
感度(代表値) | 50 μV/Wm2 |
抵抗(代表値) | 2 Ω |
使用温度範囲 | -30 – +70 °C |
センサー熱抵抗値 | < 6.25 10-3 km2/W |
出力範囲 | -2000 – +2000 W/m2 |
校正トレーサビリティー | NPL, ISO 8302 / ASTM C177 |
予測典型精度 (12時間合計) | +5%/-15% 一般的な土壌 +5%/-5% 壁面 |



(1) センサー部
(2) 本体:セラミックープラスチック複合板
(3) k-ブル、標準長さ 5 m.
図中の単位はmm
HFP01センサーは、世界で最も広く使用されている熱流板、および熱流センサーです。HFP01センサーは、建物、または建造物に埋没させたり、壁面の内部や地中の熱流を測定できます。熱流の測定 の項も合わせてご覧下さい。
製品概要
HFP01センサーは、組み込まれた対象物を貫流する熱流量を測定します。当センサーは基本的にサーモパイル(熱電堆)です。このサーモパイルが、センサーのセラミックとプラスチックの複合板を通して、温度差を測定します。HFP01のセンサー素子は熱電堆で使用しており、熱流量に比例した、微少電圧を出力する完全受動型センサーです。
このセンサーの使用法は、簡単です。精度の良いmVレンジ付のテスターにより、誰でも簡単に測定ができます。熱流に換算する場合、電圧を感度で割ります。つまり、この感度(係数)は個々のセンサー毎に付属します。
HFP01センサーは現場測定用で、建造外装の熱抵抗(R-値)や熱伝達(H-値)の測定に使用できます。ISO 9869、ASTM C1046、およびASTM 1155標準に準拠しています。
校正(キャリブレーション)トレーサビリティーは、英国立物理研学究所(National Physical Laboratory UK、NPL)の「平板直接法(guarded hot plate)」で、ISO 8302とASTM C177標準に準拠しています。
典型的な測定方法は、2個のセンサーを用いることで、それにより、適切な空間平均値を得ることができます。もし、必要なら、2個のセンサーを直列につなげると、1つの出力で2個のセンサー合成出力を得ることができます。
より正確な検定が必要な場合、土壌・地中の測定には、HFP01SCセンサーが、最適な推奨モデルです。
オプション
・延長ケーブル:5mの標準ケーブルに追加長さ可能 5m毎:
例えば +5m、+10m、など
・AC100 アンプ
・LI 18 携帯式データ表示
使用目的例
・気象関係
・建築物理関係
・熱抵抗(R-値)や熱伝達(H-値)の測定
・居住環境のコントロール
関連参照項目
・イギリス国立物理学研究所(NPL)・ 熱流の測定